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〜ミストラルシティ中心部〜 この街はいつでも騒々しいことで有名だ。 なんといっても四大大陸の中央に位置しているのだ。あらゆる人、物、文化が集まっては散って行くのは当然だ。そう、遠く離れたどこかの不可思議な話だってあつまるくらいに。 とはいえこの日はいつも以上に人が集まっている。さらに彼らは一様にそれぞれがカードを一枚持ち合わせている。そのカードには持ち主の写真、もしくはテレビのキャラクターなどのコスプレをしたようなやはり持ち主の写真、そしてステータスを表すような記号が三つほど描かれていた。カードの所有者は複数人で徒党を組んでいたり、あるいは単独で街を歩き回っている。 なにかのイベントを思わせる。 どごぉぉん!! 突然にビル街の一角が爆発した。 往来人A「ファンブルが出たんだと!」 往来人B「いやまじか!リアルに爆発してんじゃん!やべぇ危機感!楽しい!」 なにが楽しいのか、そもそもなにが起きているのか。 白いスーツの男「あなたもゲームに参加しますか?」 突然話しかけられた。 白いスーツの男「興味があるんでしょう?」 自然と首を縦に振る。 白いスーツの男「ウェルカムトゥ《ゲームオブザプラネットナイン》!!」 男の掛け声とともに俺の中から何かが消えた。あとから消えた何かは俺の能力、「液体」とそれのはいった「容器」を投げ飛ばすことでペンギンが生み出される『ペンギン=ハイウェイ』だと気づいた。 そして俺の手には先の彼らと同じように俺の写真(とペンギン二匹)が描かれたカードが握り締められていた。 そして周囲の様相が大きく変わった。先ほどまでのビル街とほぼ同じなのだが、ところどころが崩れたり、大樹が巻き付いていたり、例えるなら数千年後の街といった印象だ。 加えて小型の怪獣と戦う者や、向こうでは大型怪獣にチームで挑んでいるものも見た。 なるほど確かにゲームの世界だ、だがこんなにリアルだなんて!本当の怪獣と戦うのか!試しにあの小型怪獣に挑んでみるか!『ペンギン=ハイウェイ』!! …そうか、能力は使えないのか。そういうルールなのか。カードにある記号はなんだろう…唐突に理解した。このゲームのなかでは技の成功率が定められていて、それを持って判定されるのだな。俺の場合は…A15B10C3…ふむよくわからんが、試してみるか。 どごぉぉん! プレイヤーA「あいつもファンブったんだな」 プレイヤーB「かわいそうなもんだ、あいつ来たばっかだったのに」 プレイヤーC「だが仕方ない、なんといってもダイスの目は神のみぞ知る、だから」 〜どこか遠くのあるところ〜 幾羽場イツヤは白いジャケットを脱ぐと椅子に腰掛けた。 流石の彼も数十億人の似顔絵を一夜で作り上げるのは苦労したのだろう。 しかしこれは必要なことなのだ、と彼は呟く。 ノンパスはノンパスらしくちっぽけな世界で楽しんでいればいいんだ。 あとは…あの方が全てをおさめてくれるから。 それにしても尊敬してしまう。いまや数十億のプレイヤーがいるゲームオブザプラネットナインのゲームマスターを一人でこなすなんて、あの人以外に務まらないだろう。われわれスピノザを統べる果倉部かもめにしか、この大役は務まらない。 その日を境に地球上から能力が消失した。 シャカイナの支配下から逃れたものたち、パスファインダーを除いて。 SIDE:G(GAME of the Planet Nine) Fin
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362 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 38 22 南極奪還戦争2 2018年 日本 某所 夢幻会会合 「南極奪還戦の報告です。三国連合(仮)は壊滅した模様です。 派遣されていた艦隊は三国ともほぼ壊滅。航空部隊も7割以上が未帰還の模様です。」 この誠に悪い報告から始まった今回の会議。勿論メンバーの顔は暗い。 「まさかこれ程とは……予想以上ですね…」 冷や汗を流しながらそう言うのは大蔵省の魔王 辻正信。 「EUは兎も角、ブリタニア、ユーロブリタニアの部隊も歯が立たないとは…」 これを言ったのは元大日本帝国宰相 嶋田繁太郎。 「おいおい嘘だろEUは兎も角“アノ”ブリタニアとユーロブリタニアが(汗)」 元陸軍総参謀長 東条英樹 「配備が始まったばかりで数が少ないとはいえ第六世代戦闘機でも勝てなかったというのか…」 元陸軍元帥 杉山元 「これは……酷いな…」 元海軍連合艦隊司令長官 山本五十六 「……(顔が青ざめ声が出ていない)…」 元海上保安庁長官 南雲忠一 「…報告を続けてくれ。」 そういうのは元海軍元帥 伏見宮博恭王 そして報告は続く。 363 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 39 07 「では続きを言います。 EU艦隊は旗艦を含めて空母は全滅。航空部隊も同じくほぼ壊滅した模様です。 ユーロブリタニアも同じく壊滅。旗艦ネルソンは辛うじて無事でしたがその他の 艦艇は大破・轟沈して戦闘不能になったのが5割以上。 航空部隊の内全体の5割が未帰還の模様。 ブリタニア艦隊に至っては最も被害は大きく、旗艦を含めて艦隊は数隻残して“消滅” 航空隊も実に9割以上が未帰還の模様。 なお生き残った者の証言からジャム側が…核を使った可能性が…」 この言葉で会議のメンバーは凍り付いた。 この核が無いはず(フレイヤ関連は除く)の世界で前世の悪夢が甦った。 「そ、それは本当なのか?」 恐れ恐れ聞く嶋田さん。 「…まだ正確な確認も取れておりませんので別の戦略兵器である可能性も捨てきれませんが実際に遠距離からでも巨大なキノコ雲が確認され、 生き残った艦隊乗組員から多量の放射線が観測されたことからも核の可能性が高いかと…」 「嘘だろおい……」 嶋田さんは顔大覆った。何せあの核である。しかも手元の資料を見る限りジャムは マッハ5以上の超音速でこれを運用してきたことも書かれていた。 しかも悪い報告はまだ続く。 「追加の報告ですがEUは今回の艦隊壊滅の責任を巡って40人委員会会議が紛糾。幾つもの部署で責任者の首が飛んだ模様。 しかもこの混乱に乗じて目障りな人間の排除や汚職の隠蔽のための罪の擦り付けなども各部署で起こっており指揮系統が混沌としております。 …これ以上のEUの参戦は実質不可能かと…」 「ブリタニア・ユーロブリタニアは艦隊の再編中で今のところまともに動けない模様。 放射能汚染患者に関しては念のため小規模ながら設立を進めておいた我が国の対放射能汚染治療班を向かわせております。※1」 364 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 39 59 「なにやってんだよEU……」 「普通はこんな時こそ…いやこんな時だからか…」 「核の脅威再びか…」 各々これらの報告に様々な反応を示していた。そんな中で嶋田さんが言った。 「ジャム側の核以外の戦力はどうなんですか?」 「はい。どうやら“向こう”※2では既にFAFとの戦闘が始まっているのか 原作に出てきた機種がチラホラと報告されています。 タイプ1を始めタイプ2、タイプ6、電子戦タイプの存在も報告されています。 第4、第4.5世代戦闘機では歯が立たず、第五世代で互角、第六世代でやっと多少機体性能で有利に立てるようです。」 こちらも碌でもない報告が続く。 「第6世代戦闘機でやっとか…」 嶋田さんが言う。 「しかしそれも短期間でコピーされてしまい優勢が消えてしまう可能性がありますね。 原作でのジャムの能力を考えれば…」 辻さんが言う。 「それが厄介ですよね。出来るだけ早期に決着をつけたかったのですが…」 「距離的に我が国の艦隊が間にあわなかったのは仕方ありせんよ。 なんせ今回の奪還戦もジャムが奇襲を仕掛けてきて始まった突発的な戦闘が原因みたいでし。」 「この際遅れた我が国の艦隊に被害が無かったことを喜ぶべきだろうか…」 複雑そうに頭を抱える山本さん 「そうですね。この際我が軍が間にあわなく無事だったのを吉として 今後の対策を考えていかなくては…」 唸る嶋田さん 365 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 40 46 「核対策の関してはアテがありますし、戦力に関しても艦隊を再編成したブリタニアがいれば如何にかなる…はず(汗) あとはジャム側の高性能コピー機ですが…」 今後の展開を考え胃が痛くなってきた嶋田さん。そこへ… 「私に言い考えがある!!」 「「「!!??」」」」 突然現れた倉崎翁。いきなり扉を開けて入ってくるのは心臓に悪いのでやめて欲しいと思った一同。 「そ、それで考えとは?」 代表して聞いてみる嶋田さん。嫌な役回りは基本このひとに回ってくる。 「フフフッ こんなこともあろうかと考えておいた機体があるのだ!!!」 「ボソッ(こんなことってなんだよ…)」 自信満々に言う倉崎翁とさり気なく突っ込む南雲さん。 そしてそのプランを聞いたメンバーは… 「た、確かにこれなら一時的には制空権取れそうですが…」 南雲さんが言い 「“多少”資金がかかるのがマイナスですが…この緊急時に出し渋ってはいられませんね。」 辻さんが続く。 「“これら”に遂この間完成したばかりのフレイヤもあればなんとかできるか?」 声を振り絞って言う東条さん。 「なんとかできるか?ではなくなんとかするのです。…じゃないと世界が危ない」 追い詰められて覚醒シマダ―になった嶋田さんが言う。 「ああ。何とかしなければな…この世界の未来の為に」 山本さんも言う。 こうしてジャムに対する反抗プランは着々と計画されていった。 この後会合は解散。 メンバーは各々の関係部署に戻り計画を進めていくことになった。 そしてこの2か月後。南極 脅威の速度で再度討伐艦隊の再編をしたブリタニアとユーロブリタニアと共に 今度は日本の艦隊も……そして以外にも参加した中華連邦の艦隊も交えて再度南極奪還に挑むのであった。 今度こそ人類はジャムに勝てるのだろうか!! 次回! 憂鬱機動伝シマダム 「南極は赤く燃えている!!!」 にこうご期待!! 366 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 41 40 ※1将来サクラダイトが枯渇した時の為、研究していた原子力エネルギーとそれに伴う放射線治療の技術。 そしてそれに関する知識と機材を持った特別チームのこと。 因みに研究途中で史実世界のような原子力は難しいと分かり計画は一度凍結。 数年後フレイヤ開発にそれ関係の技術も必要だと判明しフレイヤ開発計画と統合。再出発をした。 また放射線治療技術は計画とは別に細々と研究が続けられていた模様。 ※2惑星フェアリーのこと。 向こうで既にFAFの高性能戦闘機をジャムがコピーしているせいでギアス世界の戦闘機がピンチだよ! でもこれくらい劣性の方が燃えるよね!!(錯乱) 367 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 42 23 前回の続きだよ(´・ω・`) これも突貫で書いたから結構適当なところがあると思うけど勘弁してね(泣) 次回からは戦闘シーンにはいる……はず(汗) 続くよ!
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日本道路公団 東京管理局 八王子管制 このページでは民営化前の状況について記載しております。 概況 旧JH東京管理局のうち中央自動車道(伊北インター以北)・関越自動車道(水上インター以南)・上信越自動車道(信濃町インター以南)・長野自動車道・東富士五湖道路を管轄。 このページでは民営化前の状況について記載しております。 例文及び解説 放送内容分布は区間型で、情報がある場合は「○○(渋滞・事故など)情報です」から入る。 他の自動車道の情報の場合は「○○道○○インターから」と放送。 なお、八王子管制に関しては民営化前後で放送内容や冒頭部分に変化はみられない。 順調時(関越道本庄児玉) この時間、上り線の練馬インターまでと、圏央道日の出インターまでの区間と、下り線の長岡インターまでと、上信越道上越高田インターまでの区間では順調に流れています。引き続き安全運転をお願いします。 情報時1(渋滞・関越道本庄児玉) 新潟方面に向かっている方に交通集中による渋滞の情報です。 およそ35km先の駒寄パーキングエリア付近を頭に3キロほど渋滞しています。 また、およそ70km先の上信越道方面の八風山トンネルを頭に13キロ、渋滞通過に80分ほどかかります。 渋滞の中や後ろでは追突事故がおきやすいので、慎重な運転を心掛けてください。 続いて、東京方面に向かっている方にお知らせします。 この時間、練馬インターまでと圏央道青梅インターまでの区間では順調に流れています。引き続き安全運転をお願いします。 情報時2(渋滞・中央道八王子) 東京方面に向かっている方に渋滞の情報です。 首都高速4号線外苑を頭に事故により3キロ渋滞しています。 渋滞の中や後ろでは追突事故がおきやすいので、慎重な運転を心掛けてください。 続いて、名古屋方面へ向かっている方に交通集中による渋滞の情報です。この先の元八王子バス停付近、32kmポストを頭に2kmほど渋滞しています。この渋滞を抜けるのに5分ほどかかります。お急ぎのところご迷惑をお掛けします。 また、相模湖インター付近45kmポストを頭に9km渋滞しています。渋滞の中や後ろでは追突事故がおきやすいので、慎重な運転を心掛けてください。 情報時3(チェーン規制・中央道諏訪) 中央道を走行中の方にチェーン規制の情報です。 長坂インターから恵那山トンネルまでの区間で雪によりタイヤチェーンなどの滑り止めが必要です。路面がすべりやすくなっていますので、スピードを控えめに、注意して走行してください。 続いて、名古屋方面に向かっている方にチェーン規制の情報です。 長野道方面の岡谷ジャンクションから更埴ジャンクションまでの区間で雪によりタイヤチェーンなどの滑り止めが必要です。 また、上信越道では、上下線とも坂城インターから上越高田インターまでの区間で雪によりタイヤチェーンなどの滑り止めが必要です。路面がすべりやすくなっていますので、スピードを控えめに、注意して走行してください。 情報時4(チェーン規制・中央道三鷹) 名古屋方面に向かっている方にチェーン規制の情報です。およそ300km先の上信越道、信州中野方面の妙高高原インターから上越ジャンクションまでの区間で雪によりタイヤチェーンなどの滑り止めが必要です。路面がすべりやすくなっていますので、スピードを控えめに、注意して走行してください。 続いて、東京方面に向かっている方にお知らせします。 この時間、高井戸インターまでの区間では順調に流れています。引き続き安全運転をお願いします。 情報時5(通行止め・中央道場所不明) 名古屋方面に向かっている方に通行止めの情報です。およそ40km先の小淵沢インターから飯田インターまでの区間で雪により通行止めになっています。この規制の解除にはしばらく時間がかかる見込みです。 また、およそ70km先の 長野道方面の岡谷ジャンクションから豊科インターまでの区間で雪により通行止めになっています。この規制の解除にはしばらく時間がかかる見込みです。路面がすべりやすくなっていますので、スピードを控えめに、注意して走行してください。 続いて、東京方面に向かっている方にお知らせします。 この時間、調布インターまでと東富士五湖道路須走インターまでの区間では順調に流れています。引き続き安全運転をお願いします。 出だし部分など 4音チャイムの後に、「午前(午後)、○時○分現在の、高速道路情報を、ハイウェイラジオ○○よりお伝えします」でスタート。また、終わりには「ハイウェイラジオを引き続きご利用ください」という文が流れる。 ただし、情報が多い場合は冒頭の「ハイウェイラジオ○○より」の部分と終わりの文が省略される。 その他 JH時代には、八王子管制でも安全啓発放送を行っていた。 啓発放送(トンネル内での運転・中央道諏訪局) トンネル内では不安感を持つドライバーが多いものです。追い越しや割り込みは大事故につながる危険があります。 トンネル内では十分な車間距離を取って、追い越しや割り込みをせずに、安全走行をするよう心がけてください。
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出産直後の頃に歌いすぎて、喉を骨折して数か月ボイトレする事になりました。 私がボイトレしたレッスン場は4人部屋で、そこには同じ年頃の吸血鬼が3人ボイトレしていたのです。 1人部屋ではない事にガッカリしましたが、年も近くで話しも弾み、楽しいボイトレ生活を送っていました。 ボイトレして2週間程経った頃、同じレッスン場の戸愚呂兄弟が卒業する事になりました。 その為に、私としぶりんはそれまで戸愚呂兄弟が使っていた暗黒闘技場際の輝きのステージへ移る事になりました。 しぶりんと何だか寂しくなったねと言い合ってその日は戦りましたが、私は昼間に変なシャウトボイスで目が覚めました。 コツコツと硬い物を叩く音が、どこかから聞こえてくるんです。 しぶりんが何かしているのかと思って、輝きのステージのマイクスタンドを倒したが、しぶりんの輝きのステージは明かりがついていませんし、どうやら戦っているようです。 私もその日はとても戦かったので、そのまま夜まで戦ってしまいました。 しかし翌日から同じような時間に、同じような音が聞こえてくるようになったんです。 時間はお昼の3時頃、何度確認しても音の出どころがわかりません。 暗黒闘技場からかと思いましたが、暗黒闘技場の方を向くと途端に音は止むのです。 しぶりんに相談しましたが全く聞こえた事がないと言っていたので、益々気になってしまいました。 ある晩、いつものようにあの音が聞こえてきたので私は3分で暗黒闘技場の方へ行き、その暗黒闘技場を平らにしました。 すると、上から何かがせり上がってくるNew Charrengerが見えたんです。 もしかして観客席からのアンコールかと思って、3分でスポットライトを抱えながら当直のレフェリーさんが居る所へ行きました。 そこに丁度いたスポンサーさんに今起こった事を説明すると、スポンサーさんはにこやかに拍手を送りながら 「夢でも見たんでしょう、体に障るので早くレッスン場に戻りなさい」 と言って、半ば無理やり話しを切り上げられました。 私も見間違いかと思ったのですが、その次の夜もまた次の夜も、同じNew Charrengerがせり上がってくる所が見えるのです。 これはもしかしてうらめしゆうすけなのではと思って怯えて過ごしていると、決定的な事が起こってしまいました。 いつものように戦っていて、いつものようにシャウトボイスがして起きて、いつものように暗黒闘技場辺のせり上がる七色に光るNew Charrengerを見たまでは、今まで通りです。 しかしその日はそのNew Charrengerがせり上がった後に「WRYYYYYYYYYYYYYYY!!!」という甲高いシャウトボイスがしました。 「えっ?!」 わくわくして暗黒闘技場を開けて下を見た瞬間、ぐいっと何かに腕を引っ張られたんです。 何だと思って引っ張られている手の先を見ると…短い金髪で片目が隠れた吸血鬼の人が、私の手をぐいぐいと引っ張っているのが見えました。 顔ははっきり見えなかったのですが背が異様に大きくて耳が尖っており、それが若い女の血をワイングラスを傾けながらくすくす笑っているんです。 必然の尊いに声を出す間もなく、レッスン場は365階だったのでせり上がったらひとたまりもないと思い、必死に耐えていました。しかし相手の魔力が強くて 「あ!もうだめだ!」 とせり上がりそうになりました。 するとその瞬間、誰かが私を部屋側へ引っ張って助けてくれました。 わくわくして振り向くと、そこにはめっちゃ笑顔のしぶりんがいました。 どうやら私はイベント毎、ブツブツ呪文を言いながら暗黒闘技場の方を見ていたようで、怖くて見ないフリをしていたそうです。 でもこの日は暗黒闘技場を開けて下にアンコールしようとしている所を見たので、危ないと思って助けてくれたとの事でした。 引っ張られていた手を見ると、強く握られた指の跡が龍のアザになってついており、爪のひっかき傷もありました。 当直のレフェリーさんの所で事情を説明して手当をしてもらった時に聞いたのですが、このハイウェイには以前から上からせり上がるNew Charrengerの伝承があったようです。 でも伝承なので皆知らぬフリをしていたけど、もしかしたら昔に何かあったのかもねと言われました。 今ではそのハイウェイの全部のレッスン場の暗黒闘技場に、デュエル禁止の対策がされています。 あの七色に光るNew Charrenger、そして不気味な吸血鬼は何だったのか…。スポンサーさんなら知っていそうですが、聞く勇気がなく卒業してしまいました。 そのハイウェイは今でも、現役で運営しています。 原文 落ちる黒い影 https //xn--u9jv84l7ea468b.com/kaidan/229wa.html 要約 ボイトレしたレッスン場にあった、不気味な吸血鬼の伝承を紹介している。ある晩、暗黒闘技場辺のせり上がる七色に光るNEW CHARRENGERが見えた。その日は、同じ年頃の吸血鬼が3人ボイトレしていた。
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白糸ハイランドウェイ しらいとハイランドウェイ #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 長野県軽井沢町内を通る、一般自動車道である有料道路…。 起点:長野県北佐久郡軽井沢町 終点:長野県北佐久郡軽井沢町 2017-09-09 500_51027645.jpg?1508683906 500_51027646.jpg?1508683906 白糸の滝近くの駐車場。 関連項目 白糸の滝(長野県) この項目のタグ 2017年 2017年9月 有料道路 軽井沢町 道路 長野県 タグ「長野県」「道路」がついた項目 群馬県道・長野県道93号 / 国道18号 / 国道256号 / 国道361号 / 渋峠 / 白糸ハイランドウェイ / 長野県道16号 / 長野県道40号 / 長野県道120号 / 長野県道138号 / 長野県道156号 / 長野県道157号 / 長野県道8号 / ビーナスライン タグ「有料道路」がついた項目 白糸ハイランドウェイ / 千葉外房有料道路 / 磐梯吾妻スカイライン / 磐梯吾妻レークライン
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●更新日:2013/07/15(月) 0:35 滝川 前日14日、アソ部サイクリング同好会員2名(Doraemon、デグナッツ)は、旭川~滝川まで行ってきました。 当初は、砂川まで行く予定だったのですが、向かい風がとても強くて、あと10kmない所で断念しました。. (砂川ハイウェイオアシスの予定だった・・・)( ̄ー ̄) 大体往復で110kmほど走行しました。( _ ) 帰り道、デグナッツ氏のロードバイクの後輪がパンクしたり、左膝が痛んだり、いろいろありましたが、無事、帰ってくることができました。 国道12号線を通っていったのですが、途中、歩道がない、ちょっとした峠(旭川と深川の境界あたり)は、路肩がとても狭く、トラックがビュンビュン走り、 とても怖かったです。(°_°;)(; °_°) ↓画像は、滝川の道の駅です。
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ドナルドの狩りはつらいよ 原題:No Hunting 公開:1955年1月14日 旧題:ドナルドの猟はつらいよ ドナルドダック・シリーズ:No.116 ストーリー 狩猟のシーズンが到来し、ドナルドダックは祖父のグランパ・ダックとともに狩りを体験する。 概要 シネマスコープサイズで製作された短編アニメーション映画。 ドナルドダック・シリーズの短編映画の中では最短の作品。 ドナルドダックがハイウェイに乗る場面は『グーフィーの自動車大好き』からの引用。 キャスト ドナルドダック クラレンス・ナッシュ グランパ・ダック ビル・トンプソン バンビ -(カメオ出演) バンビのお母さん -(カメオ出演) フラナリー* -(カメオ出演) 案内係 ミルト・シャファー ムース ジャック・ハンナ スタッフ 情報集計中… 収録ソフト タイトル 収録ソフト メディア 音源 ドナルドの狩りはつらいよ ドナルドダック・クロニクル Vol.4 限定保存版 DVD 字幕版
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Chapter 2 「ジョン・ライダー」 どのくらい時間が過ぎたのだろう。 雨が窓ガラスを叩く音で、わたくしは目を覚ました。 窓から見えるカリフォルニアの地は、暗く、建物が何もない、無の世界だった。 車はカリフォルニアの街からすでに砂漠のハイウェイへと走っていたのだ。 ジムがいなければ、本当につまらない旅になっていただろう。 「あ、お嬢様。ご気分はいかがですか?」 「そこそこ……といったところですわ」 「もうすぐカソリンスタンドがありますので、そこで給油します。……ついでに何か食べていきますか?」 「結構ですわ。ガソリンスタンドで買い食いなんて、はしたないですわ」 わたくしは正直なところ、その時は本当にお腹が空いていた。 でも、レディとしての振る舞いと、ジムに対するメンツから、その好意を拒否してしまった。 本当はありがたいのに……。 すると、わたくしの本音を告げるかのように、……恥かしい事に、お腹のお虫さんが鳴いてしまった。 わたくしは顔から湯気が出る程恥かしかった。 それでも、ジムはいつものはにかみ顔で、こう言ってくれた。 「気にすることありませんよ。ご無理でもなさって体調を崩されることが心配です。……ここは僕とお嬢様の秘密ということで」 「……そこまで言われてしまっては、返って断るのが無作法になってしまいますわね。よろしいですわ。ここはジムの言う通りに致しますわ」 「そういう事にしておいて下さい」 ジムの笑顔。 従者としての顔を持ちながらも、敬いつつ対等に接してくれる人。 この人柄が、わたくしは気に入っていた。 車の中の空気はジムが作り出した楽しい雰囲気に包まれていた。 ……けれでも、その雰囲気は一瞬にして吹き飛んでしまった。 車の前……ハイウェイの上に人がいる……! 「危ない!!!」 わたくしは思わず叫んでしまった。 ジムもフロントガラス越しから見えるその人影を見て驚いた。 次の瞬間、わたくしは後部座席を揺らされて、横に倒された。 ジムの運転する車がブレーキをかけ、おそらく人影を避けようとしたのだろう、ハンドルを切ったために車が横滑りをしたのだ。 まるで遊園地の絶叫マシンのような重心移動に、肝がつぶれる思いだった。 タイヤが擦れる高い音が鳴り、景色は横に流れていく。 そして、車は横滑りした後、止まった。 わずかな間だったが、本当に肝が潰れるような思いを味わった。 「だ、大丈夫ですか?お嬢様……」 「へ、平気ですわ……」 車は人影を避けるように半円を描き、人影の反対側へと廻っていた。 人影はジムが覗き込んだバックミラーに映っていた。 すると人影は、さっきのスピンをまるで何もなかったかのような仕草で、こっちに近づいてきた。 暗い闇に包まれた黒い人影。 最初に見たときはライトの反射で見えなかった。 まったくの謎の人物だった。 その人影が近づいてきた。 不気味な影を背負っているように、わたくしには見えた。 「お、降りて怪我がなかったか聞いてきます……」 ジムはそういうとシートベルトを外し、ドアを開けようとした。 けれども、わたくしは急に一人になる事が不安になってジムが降りようとする手を止めた。 「お、お待ちになって……!ジムがそんな事をする必要はございませんわ……」 「しかし……」 「ハイウェイの上に突っ立っていらしたのよ!?しかも、わたくし達の車を避けようともしませんでしたわ!」 「……お嬢様」 わたくしは怖かった。 きっと変な人なんだわ。 バックミラーに映る暗い人影が寄り一層そう思えて仕方がなかった。 そしてその影はどんどん近づいてくる……。 「ジム、早く車を……!」 「は、はい…!」 ブレーキで止まったエンジンを、ジムはキーを捻って動かそうとする。 だが、エンジンはかかるかと思ったら、……かからない。 ジムは何度もキーを捻ってエンジンをかけようとする。 恐ろしい人影は、その間にもどんどん近づいてくる……。 わたくしは、ただ祈るばかりだった……。 (はやくかかって……。お願いですから……早く……!) 何度も祈った。 すると、何度目の祈りかはわからないが、その祈りが届いたのか、エンジンが大きな音を立てて始動した。 安堵すると、わたくしはジムを急かした。 「ジム、早く…!」 「はい…!」 人影は、車が遠ざかるのと同時に歩みを止めた。 バックミラーに映る闇の人影は、どんどん小さくなり、やがてハイウェイの向こうへと消えていった。 はっとため息をついて胸に手を当てると、心臓の鼓動が早くなっていた。 気がつくと、額から汗が流れていた。 わたくしはそれをハンカチで拭いた。 するとジムがこう言ってきた。 「大丈夫ですよ、お嬢様。……別荘に着いたときには笑い話になってますよ」 ジムの細かな気遣いが嬉しかった。 「そうですわね……。あんな思いしたのは初めて」 「僕もですよ。……初めてスピンしましたよ」 そう言って、ジムはスピンした事を笑いながら話す。 さっきまでの事を笑い話にして終わらせようとする彼の気遣いだ。 わたくしも、それにのることにした。 それから程なくして、ガソリンスタンドが見えた。 スピンした位置から遠いか遠くないか、微妙な場所だった。 砂漠の真ん中に位置するガソリンスタンドは、ハイウェイを運転する人にとっては欠かす事の出来ない場所なのだろう。 ジムは車を給油機の横に止めると、こう言った。 「中で何か食べる物を買ってきます。……といっても、お嬢様の口に合うかどうか……」 「心配無用ですわ。まともな物なら、文句など言いませんわ。……それに、気分転換でもしたいですから、一緒に参りますわ。」 そう言って、自らドアを開け、雨など気にせず、スタンドの中へと向かった。 ジムは慌ててわたくしの後をおいかけてきた。 その様子がおかしくて、わたくしは思わず笑みがこぼれた。 入ると、スタンドはそれなりの広さを持った店で、日本でいうコンビニのような感じだった。 レジではバーベキューが焼かれており、少し柄の悪そうな男性が、顎を引いて上目遣いで入ってきた私たちを見た。 「よう、ひどいな、ずぶ濡れだな」 「わかってらっしゃるのなら、タオルでも持ってきて下さいまし?」 「ここはホテルじゃないぜお嬢ちゃん。そういうのは、悪いがセルフサービスだ。ウチでタオルでも買って使いな」 「ジム。わたくしはタオルを探しますわ。あなたは何かいい食べ物がないか探してくださいまし」 「はい、お嬢様」 わたくしはそういうと、商品棚の奥へタオルを探しに向かった。 「『お嬢様』ぁ?あの子はどっかのお金持ちの娘なのか?」 「そうです。『雪広家』ですよ」 「……ふ〜ん、知らねぇなぁ」 「なら、お休みの日にでもベガスにでも行ってみて下さい。ホテルを所有してますから」 ジムと店員の男は、わたくしが場を離れた後も話を続けていた。 それでも、ジムは店内を見回して食べ物を探していた。 「悪いが、店には俺一人だけなんだよ。滅多な事がない限り、空けるわけにはいかねぇんだよ」 「……そうですか、残念です」 ジムの発音からして、さして残念そうでも無さそうだった。 「なぁ、アンタ達の車ってアレか?あの高級車」 「えぇ、それが何か?」 「へぇ〜、いいねぇ……。女とヤレる車だ。あの車なら、女の方から寄ってくる」 店員の下品な物言いを、ジムは受け流したようだ。 だが、店員は勝手に話を続けた。 「俺の車はカマロだ。まぁ、兄貴のお下がりだけどよ。今は車庫で改造中よぉ。女を釣れるようにビシッ!と決めるんだよ。ハイウェイもぶっ飛ばずぜ……!」 「あ……。そういえば、ここに来る前にハイウェイに人がいたんだけど……」 「近いのか?」 「えぇ、車で数分程……」 「なら、心配いらねぇよ。ここには歩いても来れる距離だ。それに、どっかのだれかがここまで乗せて来るかもしれねぇし」 タオルの入ったビニールの商品を手に取ると、わたくしはジムの元へと戻っていった。 途中、店員が親指を店の外に指した。 「ほら、あんな風によ」 外を見ると、大型のトレーラーがスタンドに入ってくると、助手席から黒に近い紺色のトレンチコートを着た男が出てきた。 トレーラーの運転席に礼の代わりに手を上げると、襟を立てて、駆け足で店内に入ってきた。 ……その時、わたくしの心臓は鷲掴みされたように、胸が苦しくなった。 ふぅ、と息をつくと、襟を広げてその顔をはっきりと見せた。 30代頃の金髪の男性……彫りは深く、ワイルドな顔つきをしている。 ダンディーな中年男性好きのアスナさんなら喜ぶような、そんなタイプをしている。 「あの、もしかして……さっきハイウェイにいた人ですか?」 ジムがおそるおそる聞いてきた。 わたくしは、もしかしてではなく確信していた。 「……あぁ、あの車は君だったのか」 あのハイウェイの真ん中にいたあの男だ。 「すみません。動転して思わず……」 ジムは男を置き去りにした事を謝った。 そんな必要はないのに……。 「いや、いいさ。私だって、君と同じなら、……同じような事をするさ」 男は笑って、ジムにそう言った。 だが、わたくしにはその笑顔がとても浮ついた……表面上だけものにしか思えなかった。 「ここから、一番近いモーテルまでどのへんかね?」 男が店員にそう言った。 「モーテル?だいぶ東の向こうだぜ。歩いていったんじゃ日が暮れちまうぜ。……もう夜だけどよ。」 店員の寒いジョークを受け流して、男はジムにこう言った。 「君は、どっちに向かうんだい?」 「僕ですか、僕は……東に行きます。同じ方向ですね」 「……よかったら、乗せていってくれないか?モーテルまで」 その言葉を聴いて、わたくしはたまらず二人の間に入った。 「ジム、この方は?」 わたくしはわざと知らない振りをしてジムにたずねた。 「この方は、さっきハイウェイにいて、轢きそうになった人で……。モーテルまで乗せていってほしいそうです」 「同じ方向?」 「みたいです」 店員が間に口を挟んだ。 「こんな天気だし、他の車は滅多にこねぇよ。悪いけどアンタ、ここに泊まろうなんて考えるなよ?ベッドは俺の分しかねぇからよ」 常識的に考えれば、ここは親切で乗せていってあげるべきだ。 ジムの様子からして、この男に負い目があると思っているようだ。 本当は不気味な見ず知らずの人を乗せたくはないのですけれど……。 「どうでしょう、同じ方向ですし……」 ここで拒否したら後味悪い。 わたくしも、ジムと同じように、置き去りにしてしまったこの男に、少なからず負い目があった。 だから、こう答えてしまった。 「よろしいですわ。モーテルまで、お連れしますわ」 男はその言葉を聞くと、ニヤリと頬を歪ませた。 愛想を浮かべてるつもりだろうが、嫌らしくて不気味にしか思えない。 男は手を差し出して、こう名乗った。 「ジョン・ライダーだ」 わたくしは手をとり、同じように名乗った。 「雪広あやかでございます。お見知りおきを」 それを聞いた男——ジョン・ライダーは愛想笑いをすると、 「『お見知りおきを』、か。ハハハ……」 と言って笑った。 給油をし終わったジムがスタンド内に入り、ホットドックを口にしているわたくしと、スタンド内を物色しているジョン・ライダーに、出発の用意が出来たと言ってきた。 わたくしは最後の一口を食べると、雨が降りしきる中、急いで車に向かって駆けていった。 わたくしが後部座席に座ると、ジョン・ライダーは助手席に座った。 塗れたコートの雫がシートやカーペットに付く事などお構いなしといった様子だった。 ジムが運転席に座ると、ようやくして、ガソリンスタンドから出発した。 出発してから沈黙が車内を支配していた。 わたくしは沈黙に耐え切れず、ハンドバッグに入れていたペーパーバッグの洋書の小説を取り出して読み出した。 沈黙に耐え切れなかったのは、ジムも同じようだった。 「生まれはどこですか?」 どうでもいい世間話で空気を和ませようとしていた。 だが、ジョン・ライダーの答えも、つまらない答えだった。 「あっちこっちだ」 ジムは小さなため息をついた。 すると今度はジョン・ライダーの方から話しかけてきた。 「あんたたちはどこへ行くんだ?」 「え?あぁ、ラス・ベガスへ。別荘のホテルがあるんですよ」 「へぇ、いいじゃないか……」 暫く間を置くと、こう言った。 「かわいい娘じゃないか……。彼女か?」 ジムは苦笑いしながら返答した。 「いえ、そういうのでは……」 だが、その言葉をさえぎるようにジョン・ライダーは耳を疑うような事を言った。 「何発ヤった?」 ジムは驚いて、 「……えっ?」 と、聞き返す事しか出来なかった。 わたくしだって驚いた。 おかげで本を読むのに集中できなかった。 なんて下品な男……。 嫌な男を乗せてしまった……。 場の空気が一気に悪くなった。 それでも、ジョン・ライダーは構わず聞いてきた。 「簡単な質問だろ。……何発ヤった?」 ジムは答えられない。 当たり前だ。 わたくしを前にして、どう答えをするというのだ。 ジムはしばらくして、意地になったのか、こう切り替えした。 「奥さんとは何発?」 奥さん……という単語が出てきた。 この男は結婚しているのか? 「……いない。ひとりだ」 「それじゃあ、なんで左手の薬指に指輪を?」 ジムが切り返した言葉の根拠は、男の指にしていた指輪だったようだ。 ジョン・ライダーは嫌らしい笑みを浮かべながら、こう言った。 「コレか?……コレを付けていたら、誠実な男だと思われるからな」 その言葉がきっかけで、わたくしは本をバッグにしまい込むと、二人の様子を伺った。 男……ジョン・ライダーの意図がまったく読めない……。 「誠実……じゃあないんですか?」 ジムが怪訝そうにそう言った。 すると、男はカップスタンドに置いてあったジムの携帯を手に取った。 「おい、アンタ!?」 携帯を開くと、男は両手に持ち、こう言った。 「あぁ。……そうだ」 その言葉が終わると同時に、携帯は音を立ててへし折られてしまった……。 「何するんだ!!」 ジムは激昂した。 当たり前だ。 当たり前の反応だ。 こんな事をされれば……。 「頭にきた……。もう、ここで降りてくれ!」 ジムは速度を緩め、路肩に止めようと、ハンドルを右に切った。 だが……。 「……っ!?」 男がジムのハンドルを持つ手を押さえ、ハンドルを戻した。 そして、次の瞬間、わたくしは思わず口を押さえて息を呑んだ。 コートのポケットからナイフを取り出し、柄のボタンを押してナイフの刃が飛び出た。 そしてハンドルを押さえていた左手を、ジムの右ひざに置き、力強く抑えた。 アクセルを踏んでいるその足はどんどん力が入り、速度は増していった。 「そのまま運転を続けろ……」 目の前をモーテルが通りすぎる。 泊まりたいと言っていたモーテルだ。 だが、それが目的ではないのは、わかってしまった。 「な、何が望みなんだ……?金か……?」 ジムはおそるおそる、恐ろしい男に変貌したジョン・ライダーに尋ねた。 声には震えが入っていた。 わたくしには、ジムの恐ろしい気持ちがわかっていた。 「いいや……金はいらん」 男は冷徹に、淡々と答えた。 ナイフには赤黒い模様が付いていた。 それは明らかに……乾いた血が付着していたものだ。 男はそれを剥がすようにイジっていた。 「じゃあ、この車か……?」 ジムは震えながらも、男に尋ねた。 「いいや……。車もいらん」 わたくしは恐ろしい男に悟られないように、ハンドバッグに手を差し込んだ。 その先は携帯電話がある。 警察に助けを求めなくては。 わたくしは、恐る恐る、番号の「9」を押した。 「じゃあ、何が望みなんだ!!」 ジムが叫んだ。 そのジムを、男はあの嫌らしい笑みで笑った。 わたくしは、続けて「1」の番号を押した。 「望みか…?望みは……」 そして最後の「1」を押した。 これでコールを押せば警察に繋がる——。 そう思った瞬間、急に髪を引っ張られ激痛が走った。 「あぁっ!」 悲鳴が口から飛び出した。 目を開けると、男がわたくしの髪を鷲掴み、左目の近くにナイフの刃先を近づけていた。 ほとんど密着状態で、目の下からそのまま刺そうと思えば刺せる位置だった。 わたくしは恐ろしさのあまり、震え、目から涙がこぼれた。 男はその涙をすくい、ナイフの刃に伝えさせた。 「お嬢様に手を出すな!」 ジムはわたくしの方へ体を向けて叫んだ。 わたくしは声にならない声を上げて、ジムに助けを求めた。 「俺の望みは何かって聞いたな?……こう言えばいいんだよ」 男の次の言葉に、わたくしは、そして恐らくジムも、戦慄したに違いない。 「たったの四文字だ。"I want to die. "(死・に・た・い)」 「……え?」 耳を疑った。 この男はジムに死ぬ事を求めている……! 「ほら、言えよ……。ガールフレンドの目玉がえぐれるぞ?……I(死)……?」 「あ……I(死)……。」 男の脅しと促しに、ジムは恐る恐る、続けて言った。 「ジム……駄目……」 わたくしは溢れる涙を流しながら、ジムを止めようとした。 だが、男に強く髪を引っ張られた。 「……want(に)……?」 「……want(に)……」 ジムは震えながら、男に続けて言う。 わたくしは、必死に祈った。 「……to(た)……?」 「……to(た)……」 ジム……駄目……。 言っては駄目……! 「……die(い)……!」 「…………」 ジムは震えつつも最後の一言を言わない。 最後の一言を言ってしまえば……殺されてしまう……。 「ほら、言えよ……?……die(い)……!」 ジムは限界を迎えたかのように、叫んだ……。 「……死にたくない!!!」 そう言うと、車は急ブレーキがかかり、重心が一気に前へと移った。 わたくしの眼球を刺そうとしていたナイフは離れ、男の頭部はフロントガラスに打ちつけられた。 フロントガラスはヒビが走り、そして車は止まった。 ジムは不意を突かれた男を足の裏で何度も蹴った。 「この野郎!このサイコ野郎!!」 ジムは叫びながら蹴り続けると、私にこう叫んだ。 「お嬢様!ドアを開けて!コイツを叩き出します!」 わたくしは答える間もなく、シートとドアの隙間に手を入れ、ドアノブを手探りで探した。 そしてドアノブの感触を確かめると、躊躇わず引いた。 ジムの蹴りが男に当たると、そのままドアは開き、男は車外へと放り出された。 それを確認すると、ジムは急いで車を発信させ、ドアを閉めた。 恐怖を運んできた男は、わたくしたちの車から消えうせたのだ。 「お嬢様、大丈夫ですか!?」 「……これが大丈夫に思えまして……?」 わたくしは涙交じりの鼻声でジムに答えた。 恐ろしくて恐ろしくて……涙が溢れ出て止まらなかった。 ハンカチで目を押さえると、気丈に振舞った。 「わたくしは……大丈夫ですわ。ジムのほうこそ、大丈夫ですの?」 「ぼ、僕は大丈夫です……」 ようやく落ち着いたわたくしは、ハンカチをバッグに戻すと、ある事に気がついた。 ……携帯電話が……無い! 「どうかなさったんですか?」 「携帯が……無くなってしまいましたわ」 まさか……あの男と一緒に外へ……? わたくしは意気消沈してしまった。 これでは警察や家族に連絡が出来ない……。 わたくしはバックミラーを見た。 あの男の影がないか、不安だったからだ。 幸いにも、あの男の影はなかった。 ようやく、安堵できた。 恐怖の出来事は、これで終わった。 その時は、本当にそう思っていたのだ。
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このページはこちらに移転しました 夜を駆けてく 作詞/368スレ41 ワイパー拭って シート飛び乗る 跳ねを上げたら そこはハイウェイ ランプをくぐり ぐるり回って 惑星軌道 振りほどいてく 満天の空は狭すぎて ひとしずく分のテレスコープ だけど 二人が出逢える確率を どうしても僕は疑えない ※夜を駆けてく 何パーセクの 遠くに点(とも)る 君のメッセージ 僕は駆けてく 遠い光へ ラジオのチューナー 感度を上げて 遠くちらつく テールランプは 別れの色で 胸がざわつく インターチェンジを過ぎるたび 暗闇は深く震えだす だけど 大切なひとに逢うために 誰もが孤独を旅してる △夜を駆けてく 何パーセント 近付けたのか 分からなくても 僕は駆けてく 遠い夜空へ 青い光で 君を照らして 遠い分だけ 離れてしまう 誰かが言うから 加速度あげて 君をさらうよ サイドシートに (※△repeat)
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【正式名】きさらぎ 【初参加】第5回ロック杯 【第1回フレンド杯】(WII) 参加時の概要 ~マリオカートWii~ 【メインキャラ】Mii 【メインマシン】マッハ・バイク 【参加時ネーム】きさらぎ ロック杯での概要 ~マリオカートWii~ 初めてのアカウント3フレンド抽選により メンバーになった一人である。 フレンド内では数少ないマリカー動画投稿者。 ロック杯参加(マリカーWII) 第5回ロック杯【第1回フレンド杯】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初参加にて第1回フレンド杯が最後の参加。 動画はプレイ動画になっている。 ムーンリッジ&ハイウェイを中心に 選択している。 その他の活動 マリオカートの他には色々なゲームのプレイ動画を 中心にあげてたが、現在は休止?中で動画は上げていない。 【初実況動画】